わかもねに所属しているメンバーについて紹介します。
当団体は、東北・関東・関西の医療系学生が中心となって運営しておりますが、活動にあたっては、メンバーのみならず、多くの医療関係者や学生の皆様からの温かいご支援によって支えられております。今後もこの活動をさらに発展させるべく、一層邁進してまいります。
山梨県立大学看護学部3年
「生きにくい」このような思いを抱いたことはありませんか。生きていれば、楽しい時間も沢山あります。しかし、悲しみや苦しみもまた、私たちのそばにあります。そのように感じるとき、どうかその思いを一人で抱え込まないでください。
私は、ある悩みを抱えていた時に、“誰かに話したいけど話せない”という痛みに出会いました。
仲が良いからこそ、身近な人だからこそ、話せない悩みもあると思います。だからこそ、“ただ安心できる居場所が欲しい”という思いを抱えてきました。 家族・学校・恋愛・将来。大小問わず、どんな悩みも大切にしていいのです。
「わかもね」には、自死で大切な人を亡くした方やがんを患っている方のご家族をはじめ、さまざまな背景をもつ仲間が在籍しています。
それぞれが自分の経験を抱えながら、誰かの痛みや想いに寄り添いたいと願っています。
私たちと悩みを分かち合いませんか。
看護学部3年
心の病は、誰かに相談すること自体が難しいものです。
「病院に行くほどではないけれど、なんとなくつらい」「自分でもよくわからない不安がある」——そんな気持ちは、誰の中にもあると思います。
私は、そうした“言葉にならない思い”を安心して話せる場所をつくりたいと考えています。
ここでは、特別なことを話さなくてもいいし、無理に元気になる必要もありません。
ただ「聞いてもらえる」「わかってもらえる」ことで、少しだけ心が軽くなる。
そんな時間を、ひとりでも多くの人と共有したいと思っています。
わかもねを通して、誰もが自分らしく生きられる社会に近づけたら嬉しいです。
山梨大学医学部医学科5年
私たち医療に関わる存在としては、患者さんご本人だけでなく、そのご家族も大切な支援の対象と考えています。
しかし、多忙な医療現場では、どうしても患者さんへの対応が優先され、ご家族のケア、特に「若者」のサポートまで手が回りにくいという現実がありました。ご家族が抱える不安や孤独を受け止め、彼らが安心して集える「居場所」が不足していることを、私たちは大きな課題だと感じていました。
「わかもね」は、まさにそのような若者たちに、心からの癒しと安らぎの場を提供するために生まれました。
私たちはこの活動を通して、「誰一人取り残さない」医療と支援が根付く社会の実現を目指してまいります。